記事を書いた人(ねむい🍀ゆとりづくりブロガー@nemu2blanket)
30代2児の母です。
寝ることが好き。毎日7時間睡眠。
この記事を読むとわかること
はじめに
今年の3月下旬、長男が卒園しました。
長男は変わり者です。
負けず嫌い・落ち着きがない・こだわりがある…と、好奇心と行動力にステータスが振り切っていて、保育園では長男だけ違った着眼点を持っているようで「天才」などと言われていました。
育休期間を振り返ると、長男の好奇心と行動力に振り回されてきた記憶が思い出されてきました。散歩に出かけたり、テレビを見ている時など日常のあらゆる時に「なんで?なんでぇ〜?」と訊ねられてきました。しかも、長男が納得できるまで問いかけに回答し続けないと怒り出すという理不尽さ。365日長男お付きの辞書として働き続けたら、限界を迎えたようでメンタルが下がっていきました。
「なぜ?」と問いかけをして、物事を深掘りすることは素晴らしいことだと思いますが、私は哲学者ではなく、ただの凡人です。脳への負荷が大きかったようです。
育休期間は残り2年ありましたが、育児とお金に限界を感じて、職場復帰をしました。
当時はテレビでニュースを見る習慣があり、保育園に関するネガティブなニュースを見たことを思い出し「大丈夫かな…」と不安になることもありましたが、過去の自分に対して物申したい。「多くの保育園では、志を持った先生方が子ども達と向き合ってくれている。だから、大丈夫。」と。
「もし、職場復帰をしなかったら…保育園に通えなかったら…」と、考えるとゾッとします。私は長男を育てきれず最悪の事態になっていたかもしれません(育休時、本当に辛かった)。
保育園の先生方、超個性的な長男を深い愛情を持って育ててくださりありがとうございました。
①突然の発熱や感染症による学級閉鎖
新型コロナウイルス感染症の流行
令和元年12月、中国の武漢市で初の新型コロナウイルス(以下、新型コロナと記載)の感染者が報告されてから, わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となりました。新型コロナを発症したり、濃厚接触者となると約1週間自宅待機を求められる時代でした。新型コロナに対する厳しい感染症対策は令和5年5月、新型コロナが5類感染症に移行するまで継続しました。
新型コロナで学級閉鎖・自宅待機
新型コロナの影響で自宅待機することが3回ありました。
内訳としては、
・ 学級閉鎖 2回(2回とも次男のクラス)
・ 長男が新型コロナ発症 1回
になります。
長期間自宅待機をすることになったり、子どもの看護で自由に外出ができなくなると、仕事面と家庭面で「ツラい」と感じることが生じます。
仕事面で辛かったこと(無力感を感じる)
新型コロナも含め、子どもが発熱や体調不良で急に仕事を休むことが多々ありました。子どもが1回体調不良になると、1人につき回復まで3日〜5日かかります。兄弟に風邪がうつらなければいいのですが、高確率でうつります。発熱した日からまた3日〜5日、回復までかかります。
急な休みを連発していたら「職場の方々に負担と迷惑をかける」と分からない人はいないと思います。だからこそ、職場に休みの連絡を入れる時は毎回ツラくてたまりませんでした。
職場復帰をした年の話ですが、最初の頃は休みの連絡をしても「仕方ないよね」と優しく言ってもらえていました。しかし、年末が近づくにつれて「もっと旦那さんに休んでもらえないの?」と言われたり、上司からの対応が厳しくなっていき、針のむしろにいるような気分になりました。
長男は次男と比べると、体調不良になることが多く、4歳になるまでは月1回のペースで体調不良になっていました。
職場の上司を悪者にする意図はありません。突然の休暇を連発されたら、業務計画がめちゃくちゃになりますから…。
家庭面で辛かったこと(メンタル不安定+体調不良になる)
職場を急に休む罪悪感を抱えつつ、子ども達と自宅に引きこもっていると、精神がガクッと落ちます。すると、「どうして子どもの体調管理をできないんだろう」とか「早く寝るように言っても寝ないで夜の10時半まで起きている子どもが悪い」などと、ネガティブな思考が頭の中をぐるぐると回り、イライラしてきます。
ウイルスの抵抗がない子どもに対して体調管理をしても、限界があります。バランスの良い食事を作ったり(当時はやっていたけど、今はほぼ料理していないです。)、午後8時には夕食・お風呂・歯磨きを終わらせて「寝よう。絵本読むよ。」と声かけをしたり、どんなにがんばって感染症対策をしても子どもは風邪をひきました。特に子どもが幼い頃(特に6ヶ月頃から3歳までの間)は免疫力がとても低く、「風邪が治った」と思ったらまた風邪を引きます。
風邪を引くのは子どもだけではありません。風邪を引いた子どもに添い寝をする両親も高確率で風邪を引きます。大人の場合、風邪を引いた人を空き部屋に一時的に隔離する形にすればいいですが、子どもだとできません。「ひとりやだ〜」と、寂しがって大泣きします。我が家の子ども達は現在(令和6年3月30日時点)6歳と4歳ですが、まだ親がいない部屋で寝ることができません。
対処法
子どもの体調不良を防ぐことは不可能です。もしかしたら、「発熱したことない。」という身体の強い子もいるかもしれませんが、私はそのような話を職場や保育園で聞いたことがありません。
子どもの風邪の予防はコントロール不可能なものだと認識していきましょう。その方が精神衛生上良いですし、子どもにイライラをぶつけたくなる気持ちが軽減されます。
私がやってきた対策リストを書き出しましたが、正直どれをやるにもしんどかったです。
夫は私より仕事が忙しく、課内の人数がギリギリのところ働いていて、私よりも休暇が取りにくかったですし、両親は働きに出ていて週に1回休みの日しか対応ができませんでした。義理の両親は仕事が不定期でかつ夫を通してお願いするので、お願いするのにハードルを感じました。
私の住んでいる地域に病児保育をやっている保育園は2カ所あるのですが、1カ所は利用登録の面談まで1ヶ月以上かかると言われ、残り1カ所は自宅と職場から離れた地域にある上「利用日前日に受けた新型コロナの検査結果が陰性だった場合のみ利用可能」と言われました。
私の住んでいる地域の病院では、新型コロナの検査は検査日の2日後以降に回答される病院しかなく、病児保育の方から告げられた条件を簡単に一言でまとめると「病児保育は実質利用不可」ということだったのです。地方都市の病児保育の運営状況には絶望しました。
「病児保育がある=病児保育が利用できる」でない現実に絶望しました。
私が過去に戻って、今までの育児経験のもと何ができるかというと「現状を耐えること」しかできないと思います。仕事を辞めれば、職場での気まずさをなくすことはできるけれど、私の大切な価値観である自立(特に経済的自立)が失われてしまいます。正社員を辞めてパートや在宅ワークとして働く選択肢も検討しましたが、パートだって急に休めば職場に対して気まずい思いをするし、私には育児のスキマ時間に経済的に自立できる在宅ワークをすることも、作り上げることもできませんでした。
まとめます。
現状を耐えるという選択肢を取るにあたって、過去の自分に贈る言葉は
になります。他者と比較することや他人に期待することを忘れるくらい、マイペースにゆるっと暮らせるようになると、もっと生きやすくなります。
②起床から保育園送迎終了までの時間
子どもが寝ないし朝起きなくて辛い
長男は寝ない子です。好奇心旺盛で、視界に気になるものが入るとスイッチが入って目が冴えてしまうのです。疲労よりも好奇心の力が強く、私や夫が寝ずに家事をしたり動画を見ているとくっついてきて、永遠と起きています。休日、夫が夫の実家に長男を連れて行った時、翌日午前0時まで起きて遊んでいたそうです…衝撃でした。
私は「長男は親が寝ないと寝てくれない」ということに気がつき、夜遅くまで仕事の勉強をしたり漫画を見ている夫に対して(若干怒りつつ)「長男を寝かしつけるため私達も早く寝よう」と協力を仰ぎました。それでも、長男は夜10時半まで起きているので当然朝は起こしても、なかなか起きません。
朝ごはんを食べない、着替えない、トイレを付き添わないと一人で行けない、次男(当時1歳)のオムツ交換も必要、自分も着替えなきゃ…と、朝になるとストレスがMAXになる毎日を過ごしていました。
子どもは朝ごはんを食べる時間がないので、保育園に向かう車の中で野菜ジュースとパンを食べたり飲んだりさせていました。当時はSNSで家庭でも職場でもキラキラした生活を送るワーママの発信を追いかけていたので、我が家の朝ごはんと栄養バランスが取れていて見た目もキラキラしているインフルエンサーの家庭の朝ごはんを無意識のうちに比較して、心が悲鳴を上げていました。
当時の子どもの朝ごはん、効率的すぎる。キラキラ発信は毒なのでブロックに限る。
夫が何もしてくれないのが辛い
子どもの食事・着替えなどの補助も大変でしたが、1番ツラかったのは夫が食事の補助や着替えの補助をせず出掛けていくことでした。当時、夫が出勤する時間が6時45分頃でした。子どもを起こす時間が6時30分なので、夫が出勤するまで15分あります。私は心の中で「その15分の一部で、食事・着替えなんでもいいから、少しでもやって出勤して💢」と毎日育児にかける時間への不平等感を感じて、腑が煮えくり返っていました。朝何もせず出勤する夫でしたが、2階から1階リビングに長男を連れてくるようにはなりました。
当時の自分は、夫に対してネガティブな感情でいっぱいでした。今もたまにイラってすることがあるので、力が残っていれば、オブラートに包んで伝えるようにしています。
対処法
毎朝イライラする生活を約2年半続けて迎えた令和5年8月、ついに精神的に限界を迎えました。その頃は、毎日のように長男の粗暴な行動を取るので、「物に当たるのは良くない」などその場に応じた指導をして、行動の原因を聞いたりするのに疲労が蓄積していきました。
重たい内容なので詳細については割愛させていただきますが、夫と話し合い、令和5年8月下旬から夫も朝の保育園送迎を担当することになりました。朝の送迎の負担減少のおかげで、一人部屋にこもって「キーッ」っと、ブチギレることがなくなりました(苦笑)。
お父さんが子どもの送迎をする姿を見ても、雑念が生じなくなりました。雑念を生み出す自分に対する自己嫌悪もなくなりました。本当によかった。
家事や育児で問題が起こったり、困難に感じていることがあれば、家族で話し合うことが大切だと感じた体験でした。精神的に限界を迎える前に、些細なことで良いので日頃から家族で話し合っていくことが最大の対策になると思います。
③時短でも時間がない
私は時短勤務をしています。フルタイムで働いていた時と比べると、大幅に勤務時間が減少しています。仕事の時間は減りましたが、独身時代と現在では自分が自由に使える時間には天と地の差があります。独身時代を思い返すと、自由な時間がたっぷりあるにもかかわらず思考停止で生きていて、そんな自分に後悔したのでした。
時間術の本を読み漁り、書かれていたことを実践しました。でも、独身時代のような自由時間を手に入れることは不可能でした。当然ですけど。
1日のタイムスケジュール(長男年少・次男2歳のころ)
起床後
5:30 起床。一服した後、朝活という名の自由時間
6:20 洗濯たたみ・食洗機から食器を取り出し収納
6:30 寝ている子ども達を2階から1階に抱っこして連れていく。夫起きる。
6:45 夫出掛けていく。子ども達、夫見送りの時に目を覚ます。
7:20 自宅を出る
7:35 保育園を出る。動画を聞き流しする。
8:10 職場に着く
帰宅後
17:30 帰宅。子どもの洗濯物をバッグから取り出し、洗濯機を回す。
18:00 夕食
18:40 夕食終了。食器片付け→食洗機。お風呂をわかす。
19:10 お風呂に入る
(19:30 夫が帰宅する確率が高い時間。)
19:40 お風呂から出る。ドライヤーをかける。
20:00 次男(当時2歳)が寝る。長男にYouTubeかテレビを見せる。食洗機で洗えない食器を洗う。保育園の荷物を準備する。
20:30 歯磨き。子ども達の仕上げの歯みがき
20:50 2階に行き、絵本を読む(1冊短い本で終わらせたいけど、要望に応じて複数冊読むことも…)
21:30 「私は」寝る。夫が起きていると長男は寝ない。
22:30 長男就寝。
現在とほぼ変わっていないことに気がつきました。長男は21時30分ころ寝るようになりましたが…。
対処法
時間術や時短術の本でよく紹介されている、
を実践したものの、毎日追われている感覚が消えませんでした。「どうしてだろう…」と考え、本を読んだりYouTubeの自己啓発系チャンネルで学び続けた結果、情報の取りすぎが焦燥感を生み出しているということに気がつきました。
1ヶ月本を20冊読んだ時がありましたが、焦りと自己否定の感覚でいっぱいになりました。
私が尊敬するインフルエンサーやSNSでつながっている方は読書家の方が多く、年間100冊以上本を読んでいるようです。過去の私は、読書量だけを捉えて「本をたくさん読むことは正義」と偏った考えを持っていました。
有益な情報を得るために、夕食中に本を読む。家事をしながらYouTubeを聞き流しして勉強する。そのような生活を繰り返していくうちに、収集した知識が生み出した「理想」と現状のギャップに苛まれて、メンタルが病んでしまいました。
食べものと情報は似ています。食べものを食べすぎると、良い食材でも身体に負担をかけてしまいます。情報も同じで、良い情報を収集することはいいことですが、アウトプットを伴わないインプットは脳の余白を奪い、理想と現実のギャップを感じて自己肯定感の低下にも繋がります。
読書や勉強、YouTubeの聞き流しなどインプットすることを苦しいと感じてきたら、インプット中毒のサインです。自分にとって最適な情報量を見極めるように努めてみましょう。
自分に優しくする勇気を持ちましょう。甘すぎるのもダメですけど。いい塩梅って難しいですね。
まとめ
この記事を書き始めて1ヶ月以上が経過しました。
長男は令和6年4月に小学校1年生になり、今もなお問題を引き起こしまくっています。まだまだ心休まる日が来ません…。
これからも、家族とこまめに話し合うことを忘れずに日々過ごしていきます。
また、心がポキッと折れてしまった時には、信頼できる先輩お母さん(やんちゃな兄弟育児中)や職場の育児中のお母さん方の話を聞いたり、話した内容を思い出したりしながら、メンタル不調になっても不死鳥のごとく復活して生きていきます。
育児は大変。明確な基準や答えがなく、毎日迷いや後悔ばかりが積み重なります。
それでも、今を生き抜きます。今日もゆる〜く、たま〜にがんばろっと。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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